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2007年07月05日
『怖いよ!熱中症vol.2』
医学的には治療方針をたてる上で、暑熱障害、熱症として、以下の3つの病態に分類されています。
①熱けいれん(heat cramps)
②熱疲労(heat exhaustion)
③熱射病(heat stroke)
熱中症はいくつかの症状が重なり合って、互いに関連しあって起こります。また、めまいなどの軽い症状から重い症状へと、きわめて短時間で移行することがありますので、十分に危険性を知っておくことが大切です。熱中症が危険なのは「ちょっと体調が悪い」「めまいがする」程度と思っている間に症状が進んでしまい、周りの気遣いに「大丈夫です」と答えたすぐ後に倒れてしまう場合もあるのです。
それでは、万一の場合の救急処置を覚えておきましょう。
*熱失神・熱疲労の場合*
①涼しい場所に運び、衣服をゆるめて寝かせ、水分を補給すれば通常は回復します。
②足を高くし、手足を抹消から中心部に向けてマッサージするのも有効です。
③吐き気や嘔吐などで水分補給できない場合は、病院で点滴を受ける必要があります。
*熱けいれんの場合*
①生理食塩水(0.9%)補給すれば、通常は回復します。なければ、スポーツドリンクで代用してくださいね。
*熱射病の場合*
死亡する可能性の高い緊急事態です。
①体を冷やしながら、集中治療のできる病院へ一刻も早く運ぶ必要があります。いかに早く体温を下げて意識を回復させるかが予後を左右するので、現場での処置が必要です。体温を下げるには、水をかけたり濡れタオルを当てて扇ぐ方法、頚、脇の下、足の付けねなど太い血管のある部分に氷やアイスパックをあてる方法が効果的です。
②循環が悪い場合は、足を高くし、マッサージをします。症状としては、意識の状態と体温が重要です。意識障害は軽いこともありますが、応答が鈍い、言動がおかしいなど少しでも異常がみられる時には重症と考えて処置しましょう。
どのような症状の時でも対応は迅速さがポイントになります。身体を冷やすときに、近くに十分な水が見つからないときは、水筒の水、スポーツドリンク、清涼飲料水などを口に含み、患者の全身に霧状に吹きかけてください。全身にまんべんなく吹きかけることで、汗による気化熱の冷却と同じような効果をもたらします。これらの液体は冷たい必要はありません。
今年の夏も暑くなりそうです。運動場や体育館、海水浴場、市街地などで通風性がよくない場合には熱中症を起こしやすくなります。熱中症を防ぐためには、例えばスポーツドリンクなどのような塩分を少し含むドリンク類などの水分補給を積極的に行うことです。熱中症が起こりやすい条件下の場合には休息を多く取り入れます。激しい運動は中止し、クーラーの入った室内で休息をとることが必要です。
今年は悲しい事故などが起こらないことを祈ってます。みんなで気をつけると熱中症は防ぐことのできる病気です。
投稿者 yoshikei : 2007年07月05日 03:23
