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2010年04月14日
『春に感じるゼロの数字』
新学期が始まり、子供たちが地域から学校に活動場所を変えました。
もう、春ですね!でも最近の天気は落ち着きません。初夏の気温まで上がったと思ったら、翌日は冬将軍がやってくる・・という感じです。
寒暖の差が激しくて私たち人間は風邪など引かないように体調をととのえるのが大変ですが、もっと大変なのは大地に根を張っている植物たちです。
先日、テレビの中継を見ていたらチューリップの花は気温が15度になると花を開き、15度以下だと閉じるのだそうです。今年はチューリップの花は忙しいなあ~なんて思っていたら、キャベツはもっと大変なことになっていて、結球しなくて値が上がり例年の2倍になっているそうです。
今の季節は例年、寒気と暖気のせめぎ合いがあり、「三寒四温」という言葉もあるくらいなので珍しいことではないらしいですが、今年は寒気と暖気の力が強いらしく、バトルが激しいとのことです。
桜の花が咲きました・・とか、散りました・・とか見える現象ばかりに目が向いていましたが、目に見えない寒気と暖気のせめぎあいが私たちの生活に大きな影響を与えることを感じる最近です。
さて、目で見える現象で最近感じていることがあります。
それは、若い男性の食の好みのことです。昔の若い男性とは全く違う傾向があります。皆さま、お気づきですか?
「草食系」のこと?思われた方もいらっしゃると思いますが、ちょっと違うのです。
先日このような新聞記事を目にしました。
『U―29(29歳以下)世代の食の好みはどうなっているのだろう?男性なら若者らしく、脂っこいものを食べるのか。あるいはむしろ「草食系」だから淡泊なのか・・・。多様性や性差を超えて浮かぶ共通点は「健康への配慮」だ。男性でさえ摂取熱量や栄養バランスを気にする。健康的であることがファッションになっている。いかにも飽食と個食の時代に育ってきた彼ららしい、食への意識が透けて見える。
太りたくない。理想の体形を維持したい。そう考えて食事を管理する若い女性は珍しくない。そんな健康志向が男性にも広がっているのが最近の特徴だ。』
最近の若い人たちが好きなものは『身体にいいもの』なのだそうです。
先日、新居浜でお話をさせていただく機会があり、参加されていた方は50歳代の男性が多かったので、良い機会と思い質問をしました。
「若い時に身体にいいものを選んで食べていた方?」
会場はし~んとしています。
「若い時には食べたい物を食べていた方?」
会場の半数以上の方が手を挙げられました。
でも、今は身体に良いことや、身体に良い物を選んで食べるようにされています。身体の調子を話題にするのは中高年になってから・・・というのが今まででした。
しかし、現在は年齢に関わらず、健康志向が高まっています。
もちろん、子供の世界にも健康志向の波は押し寄せています。
スーパーに並ぶ商品を見ていると健康に配慮してカロリーや糖分、脂肪分をゼロにした「ゼロ系食品」をたくさん見かけます。
ゼロという数字の陰に、添加されている食品の存在や天然の物を人為的に加工して変化させている技術を垣間見ることがあります。
この季節は、夏に向かってダイエット商品が売り出される季節です。
偏った健康志向の波がU-29や子供たちに及ぶことのないように眼を光らせて警告していく役目が私たち大人にはあることを深く感じて、散り行く桜を眺めています。
投稿者 yoshikei : 17:30
2010年04月02日
『家庭料理の変化』
新年度になりました。
私が若かった頃に流行った歌の歌詞で「重いコートは脱ぎ捨てなければ歩けない・・」というのがありましたが、気持ちも新たにチャレンジすることを見つけた方もいらっしゃると思います。
でも、今年の春はいつまでもコートを手放せない気温が続きますね。体調を崩しやすい気候が続きますので気をつけてくださいね。
さて、街並みをよく見ていると、行き来する人たちのコートの色が変化しています。今までは黒色系のコートが多かったのですが、淡い色合いに変わってきているのです。コートの配色で街の雰囲気が変わることに驚きますが、街が華やいできました。
一方で『巣ごもり族』の存在がクローズアップされています。
『巣ごもり族』とは自宅にこもって、ゆったりと時間を過ごす人たちのこと。
仕事が終わるとすぐに家に帰り、楽なファッションで録画したテレビ番組やDVDを見て過ごすそうです。休日は自宅でゴロゴロするのが至福の時間とのこと・・・。必要なものはネット通販で購入するのだそうです。IT社会が生み出した新たなライフスタイルかもしれないですね。
その『巣ごもり族』に支えられて注目されている食事に「内食」があります。
元々、私たち日本人は「内食生活」をしていましたが、バブルの頃から「外食」が盛んになりました。その後、核家族化や忙しい現代人の食事を背景に「中食」ブームになりました。今は必要な部分は内食で一部は中食という形の食形態が多くなってきているようです。
内食は惣菜を買ってくるのではなく、素材から家庭で作る料理が基本です。その部分では中食と大きく違いますが、本来の姿に戻ってきていると感じます。
ところで、最近の調味料の変化に皆さんはお気づきでしょうか?
ラー油、醤油、バジルソース・・など自宅で食事をする方が増えたことで本格的調味料が流行っています。幻のラー油と言われるものから、大手食品メーカーが発売しているラー油も品薄状態が続いているそうです。昨年ブームになった『卵かけご飯用』『冷奴用』などのこだわり醤油は記憶に新しいことですね。また、洋食用ソースも本格的料理が簡単にすぐできると言うことで種類も豊富になってきています。
先日、読んだ記事では『この現象の背景には食の安全と不況、家族の復権があり、料理の楽しさを多くの人がわかってきたのではないか』と書かれていました。外食をやめて家庭で食事をする傾向に健康志向が加わり、これからも『内食生活』を楽しむ方々が増えてきそうです。
ただ、昔の家庭料理とは大きく違うことは調理時間です。現代は調理時間は30分未満という家庭が増加しているのです。ですから手早くできる調味料や調理器具が普及するでしょう。また、内食生活を支え、調理時間を短縮するために『揚げない揚げ物』や『レンジで揚げ物』『レンジで焼き魚』なども開発されています。
そのような時代を生きている私たちが、子供にどのようなことを伝えるのか・・ということが食育の基本になると思います。
現在の「内食」には時間=愛情という考え方はありません。そして、家族のために料理を作り続けるのではなく、料理を理解して、自分で作れる子供に育てることが愛情です。
大きく変わろうとしている時代に沿いながらしっかり『食の大切さ』を伝えていきたいですね。
投稿者 yoshikei : 15:49
