« 『味覚と口内調理』 | メイン | 『春に感じるゼロの数字』 »
2010年04月02日
『家庭料理の変化』
新年度になりました。
私が若かった頃に流行った歌の歌詞で「重いコートは脱ぎ捨てなければ歩けない・・」というのがありましたが、気持ちも新たにチャレンジすることを見つけた方もいらっしゃると思います。
でも、今年の春はいつまでもコートを手放せない気温が続きますね。体調を崩しやすい気候が続きますので気をつけてくださいね。
さて、街並みをよく見ていると、行き来する人たちのコートの色が変化しています。今までは黒色系のコートが多かったのですが、淡い色合いに変わってきているのです。コートの配色で街の雰囲気が変わることに驚きますが、街が華やいできました。
一方で『巣ごもり族』の存在がクローズアップされています。
『巣ごもり族』とは自宅にこもって、ゆったりと時間を過ごす人たちのこと。
仕事が終わるとすぐに家に帰り、楽なファッションで録画したテレビ番組やDVDを見て過ごすそうです。休日は自宅でゴロゴロするのが至福の時間とのこと・・・。必要なものはネット通販で購入するのだそうです。IT社会が生み出した新たなライフスタイルかもしれないですね。
その『巣ごもり族』に支えられて注目されている食事に「内食」があります。
元々、私たち日本人は「内食生活」をしていましたが、バブルの頃から「外食」が盛んになりました。その後、核家族化や忙しい現代人の食事を背景に「中食」ブームになりました。今は必要な部分は内食で一部は中食という形の食形態が多くなってきているようです。
内食は惣菜を買ってくるのではなく、素材から家庭で作る料理が基本です。その部分では中食と大きく違いますが、本来の姿に戻ってきていると感じます。
ところで、最近の調味料の変化に皆さんはお気づきでしょうか?
ラー油、醤油、バジルソース・・など自宅で食事をする方が増えたことで本格的調味料が流行っています。幻のラー油と言われるものから、大手食品メーカーが発売しているラー油も品薄状態が続いているそうです。昨年ブームになった『卵かけご飯用』『冷奴用』などのこだわり醤油は記憶に新しいことですね。また、洋食用ソースも本格的料理が簡単にすぐできると言うことで種類も豊富になってきています。
先日、読んだ記事では『この現象の背景には食の安全と不況、家族の復権があり、料理の楽しさを多くの人がわかってきたのではないか』と書かれていました。外食をやめて家庭で食事をする傾向に健康志向が加わり、これからも『内食生活』を楽しむ方々が増えてきそうです。
ただ、昔の家庭料理とは大きく違うことは調理時間です。現代は調理時間は30分未満という家庭が増加しているのです。ですから手早くできる調味料や調理器具が普及するでしょう。また、内食生活を支え、調理時間を短縮するために『揚げない揚げ物』や『レンジで揚げ物』『レンジで焼き魚』なども開発されています。
そのような時代を生きている私たちが、子供にどのようなことを伝えるのか・・ということが食育の基本になると思います。
現在の「内食」には時間=愛情という考え方はありません。そして、家族のために料理を作り続けるのではなく、料理を理解して、自分で作れる子供に育てることが愛情です。
大きく変わろうとしている時代に沿いながらしっかり『食の大切さ』を伝えていきたいですね。
投稿者 yoshikei : 2010年04月02日 15:49
