« 2010年04月 | メイン | 2010年06月 »
2010年05月18日
『「○○で食育」運動』
爽やかですね。ようやく初夏らしい日差しが射すようになりました。朝夕の気温の低下が爽やかな空気を運んできてくれるのでしょうか・・・。
今回は、世の中はドンドン移り変わっていく話を2つ。一つは大丈夫かしらと不安になる変化、もう一つは希望が持てる食育の話です。
筑波大学大学院の子供支援学の徳田教授のグループが1990年より10年毎に子供と童話・昔話とのかかわりを調査していて、3回目の今年、東京や愛知県の幼稚園児259名を対象に聞き取り調査を行いました。その結果は、私たち大人から見るとびっくりするようなものでした。
桃太郎と一緒に鬼退治に行った動物は?の質問に正しく答えることができた割合を1回目の1990年と比較すると、5~6歳児で89%⇒50%に、3歳児では49%⇒22%まで低下したそうです。
鬼退治の家来は「おばあさんやきつつき、アンパンマン」などと答える子供もいたそうです。この現象の背景には親が絵本などを子供に与えないという近年の事情もあるそうです。私たちが子供の頃は「まんが日本昔話」というテレビ番組があってよくみていた記憶がありますが、今の時代は「アンパンマン」が日本昔話の変わりになっているのでしょうか???
徳田教授によると、幼稚園などではアニメキャラクターが昔話や童話に登場するという誤解を持つ子供は多いのだそうです。
次に、桃太郎が腰につけていったものは何?という質問では『きび団子』と回答したのは5歳児~6歳児で51%、3歳児では22%しかいなかったそうです。間違った答えとしては「パン」「ケーキ」「シチュー」との回答が多くなったとのことでした。
さて、2つ目の話です。
今の大学生協の活動の一環として『大学生の食育』ということがあるようです。何年か前までは親元を離れた大学生は1人暮らしの不規則な食生活で栄養バランスを崩してしまうことがありましたが、現在は「ミールカード」サービスというシステムが普及し始めています。
このサービスは食事代を前払いする形のカードになっています。大学によって違うようですが、松山にある大学生協では1日1,000円以内なら何度利用しても大丈夫!しかも朝食はバイキングで200円以下というサービスです。食堂の精算レジで記録された食事内容は、数ヶ月に一度の割合で保護者のもとに郵送されるのです。
下宿させている子供の食生活がある程度わかることと、保護者にも食生活に関心を持ってもらうことで偏食や欠食を防ぐことを目的に始まったそうです。
この「ミールカード」を利用している大学生協は全国で70大学に広がっていて、『学食で食育』の運動も広がっています。
内閣府が大学生1200人に対して行なった食に関する調査では、食事の栄養バランスを意識している割合は「医歯薬学…67.9%」「人文科学…59.5%」「理工農学・家政…58.5%」「社会科学…58.1%」と決して低いわけではありません。また、自宅生よりも自宅外生の方が関心の高いこともわかりました。
ただ、朝食に関して朝食欠食率は以前高く「毎日朝食を食べる…61.1%」です。中学生は81.2%なので比較してもかなり低くなっています。
大学の『学食で食育』運動が実を結び、魅力ある大学生に成長していただきたいと思います。
時代の変化と共に『食』も変化します。
昔話を知らずに育った子供たちに昔からの食の伝承は難しいかもしれません。しかし、食の基本である「私たちの身体は自分が食べたものでできている」ことを忘れずに大切に伝えていくことが食育なのですね。
『学食で食育』運動のように、「○○で食育」運動が広まっていくと素敵ですね。
投稿者 yoshikei : 11:13
2010年05月10日
『ドギーバックから始めませんか!』
風薫る季節になりました。
ようやく、本格的な春になってきましたね。この季節はなんとなく身体がだるいなあ~と思ったら風邪をひいていた・・などと言うこともありますので気をつけてくださいね。
行楽シーズン到来、家族でお出かけをしたり食事に行ったり・・ということが増えてくる季節です。
外食をすると、ついつい注文しすぎて残ってしまうことがあります。以前はお持ち帰りのドギーバックを頼むと断られることが多かったのですが、最近は違ってきているようです。
NPO法人ドギーバック普及委員会という団体が昨年12月に全国の大学や飲食店でアンケート調査(332人回答)を行なったところ、『ドギーバックを知っている』は30%、『名前を聞いたことはある』を含めると38%となり、一定の認知度を得ていることがわかったそうです。
また、調査では90%以上の人が食べ残した料理を捨てることについて『もったいないと思う』と回答して持ち帰り運動に賛同しているそうです。
それなら、いつも持ち帰り用の容器を持ち歩いているのかというと、『いつも、持ち歩いている』と回答した人は3%しかいなかったとのこと。
衛生上の問題で、持ち帰りはダメという飲食店もありますが、環境問題や食料問題を抱えている海外の国から食べ物を輸入してまで、年間500万トン~900万トンもゴミとして捨てている現状は考え直した方が良いですね。
ドギーバックを含めた持ち帰り運動は自治体をあげて展開しているところもあるそうです。そのほかにはJAがドギーバックを配布したり、大型スーパーでもドギーバックの販売をしているそうです。
このような、ささやかな運動が「食品ロス」の問題解決になると思います。
私たちの、少しの気持ちが地球環境を守り、次世代に大切な心を残しことができるなら・・・と思い、今日から、持ち帰りパックを持参して外食を楽しもうと思います。
皆さまも、ささやかな運動ですができることから始めませんか?
投稿者 yoshikei : 15:34
