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2010年07月02日

『ワールドカップの陰の力・・食卓の和』

 南アフリカで繰り広げられているワールドカップで寝不足な日が続きますね。
日本のサムライブルーのメンバーの爽やかなプレーは先日のパラグアイ戦で終わってしまいましたが、私たちに残してくれた感動はいつまでも残るものです。特に、子供たちの心には深く刻まれたことと思います。

今回のメンバーはとてもチームワークが良く、パラグアイ戦の延長に入っても誰一人歩いている選手はいませんでした。自分達の目標に黙々と挑んでいる姿は、サムライブルーの真骨頂でした。
できるならば、もう少しこのチームの試合を見ていたいと思いましたね。ベスト16で終わりましたが、本当に清々しい選手たちでした。
 もうすぐ、選手たちは日本に帰ってきて「日本食」を食べることになるのですが、南アフリカにはシェフが2名帯同し、食材もかなりの量を日本から持ち込んで、選手に食事を提供していたそうです。
代表チームはスタッフ含め総勢約50人の大所帯です。5月21日に国内合宿を開始、スイス合宿を経て、南ア国内を転戦していました。この間、食事を準備してきたのが2人のシェフです。シェフが帯同するようになったのは6年前に中東で行われたアテネ五輪予選からです。当時、選手の大半が体調を崩したことから食事の大切さがわかり、シェフが日本代表チームに帯同するようになったそうです。
 今回、食事の面で代表選手たちの体調管理は順調で、チームキャプテンの川口能活選手は「食事は一番の楽しみ。暑かった前回のドイツW杯と違い、みんなよく食べることができている」と話していました。
 メインシェフの西さんは、普段、福島県のトレーニング施設「Jヴィレッジ」の総料理長を務めている方だそうで、今回用意した食事は、ご飯にみそ汁、魚・肉料理やサラダなど、選手たちも食べ慣れたメニューでした。シシャモやホッケ、漬物やふりかけを日本から持参し、梅干しは和歌山県から4000個もの差し入れを受けたそうです。また、高地での試合に備えて、鉄分が豊富なヒジキやきな粉、熊本の珍味「水前寺海苔(のり)」も多く持ち込まれたとのこと。開催地の南アフリカは冬!試合を見ても長袖で試合に臨んでいる選手もいたほどでしたね。そこで、選手に出されたメニューは寄せ鍋やチゲ鍋、ラーメンなど体が温まる料理や、開幕前にはお好み焼きも取り上げられたそうです。現地の人は初めて見るお好み焼きに驚いたでしょうね。形としてはパンケーキですが、甘くないのですから・・・。でも選手には大層好評だったみたいです。そのお陰で元気にプレーができたのかも・・・なんて思います。
 今回のワールドカップでは岡田監督が「食卓改革」に乗り出したとのニュースを読みました。メンバーの選考前の大切なスタッフ会議の時に提案されたのです。内容は食事会場での雰囲気を良くするためのアイデアを各コーチに出すように求めたとのこと。
前回のドイツ大会は夕食のみ全員で同じ物を食べたけれど、朝と昼は自由でバラバラだったそうです。自然とチームはバラバラになり、それぞれのテーブルで淡々と食事をしていたことを聞いた岡田監督が「食卓改革」でチームの和づくりを考え、一枚岩となってベスト4に突き進むために『食事の場』の大切さを考えたのだと思います。
試合の前に円陣を組みますが、3度の食事の時に一緒に円陣を組むのと同じように「同じ釜の飯を食べる」ことで結束力が高まったのでしょう。
その結果が、とてもよいチームを作り上げたことになると思うのです。
今回の感動の陰に、一緒に同じ物を食べるという考えがあった事実に岡田監督の「食」を大切に思う気持ち、人間としての豊かさを感じました。
一緒に同じ物を食べることを大切に・・家族でもう一度考えてみたいですね。

投稿者 yoshikei : 2010年07月02日 16:18

 

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